栄養士コラム

第76回「人と人とのつながりの中で思うこと」

高稲瑞枝

長崎県長崎市教育委員会 指導主事

高稲瑞枝

今年度4月から、行政現場で仕事をしています。25年前に新規採用されてから、これまで6回の人事異動で、小学校や中学校、給食センター、行政と様々な現場で、学校栄養職員や栄養教諭として、また指導主事として仕事をしてきました。さらに数年前には県学校栄養士会の副会長を、そして現在は(公社)全国学校栄養士協議会の理事をさせていただいております。

刺激を受けて成長して

ここ最近、仕事をするうえで特に感じているのが、「人と人とのつながりの大切さ」です。
これまで、たくさんの人との良い出会いがあり、たくさん刺激を受け、自分自身を成長させることができました。同じ仲間の栄養教諭・学校栄養職員はもちろんのこと、先輩栄養士、後輩栄養士、調理員、先生方、保護者、行政にいた時の同僚や上司、給食関係業者等とたくさんの関わりがありました。
それぞれの方々から、いろいろな面で助けてもらうことが多く、今は感謝する日々を送っています。

仲間がいて自信を取り戻せた

特に、つらい時期を乗り切った仲間や、縁あって共に仕事をすることとなった仲間は、お互い忙しい中でも、電話やメールをすると相談にのってくれる頼もしく温かい人達ばかりです。
「気持ちが通じ合える」「思いを共有できる」ことは、とても大切だと思います。自分に自信を取り戻すことができたり、心を強くしてくれます。

コーディネーターは人との関わりが重要

仕事をするうえでは、栄養士としての専門的な力量以上に、人との関わりが重要です。
栄養教諭は、学校における「食」のコーディネーターであるべきだと言われます。良い仕事をするためには、様々な人とコミュニケーションをとり、良い関係を築くことが第一だと思います。
自分自身、まだまだ未熟なところが多いです。周りの人たちとの関わりのなかで成長し、また、少しでも周りの人たちの力になれるよう、日々尽力していきたいと思います。