栄養士コラム

第129回「コロナ下でも前向きに」

阿部睦未

大分県中津市立東中津中学校 栄養教諭

阿部睦未

まだまだ新型コロナウイルスの心配が続いています。学校給食でも例年にない対応を求められ戸惑う日々ですが、おかげで良かったことや気づいたことを書こうと思います。

鍛えられた対応力やチーム力

まず、給食献立を考える視点が深まったというか、臨機応変に考える力が鍛えられました。突然の休校による食材のやりくりはもちろん、夏休み短縮による真夏の過酷な給食実施、給食費の集金額は減るのに運動会の振替休み等が無く、実施回数はほぼ例年並みという費用問題など、様々な壁にぶつかりました。
学校給食として子どもたちにベストなものを届けるため、同僚の栄養士や調理員たちと試行錯誤することで、個人の力もチームの力も鍛えられたと思います。
子どもたちの生きる力に繋がる食育の大切さや、衛生管理など基本の重要性を改めて感じながら、学校給食に携わる者として新たに考えること、学ぶことが多い日々でした。

新たな食材で給食づくりに挑戦

また今年度は、思いがけず新たな食材を使った給食作りに挑戦することができました。新型コロナのための国からの補助事業の一環で、私の勤務する大分県でもブランド食肉(おおいた和牛)や養殖ひらめなど、これまで手が出なかった地元の高級食材を学校給食に無償でいただけたからです。
新たな「ふるさと給食」として子どもたちへ届けることができました。さすが高級品!そのおいしさに子どもたちがとても喜んでいましたが、調理場の私たちも「どうやって作ろうか?脂の甘みを活かしてぇなぁ!」などと大盛りあがり。わくわくしながら給食作りを楽しむことができました。

生産者と新たなご縁

せっかくの機会なので、指導資料や保護者向けのお便りを作成するため、地元のおおいた和牛の生産者に取材を行いました。子どもたちに生産者の思いや地域のことを伝えることも栄養教諭の仕事なので、新たなご縁が繋がったことも良かったと思います。

仲間に感謝を

困難な状況でも「私たち今、めっちゃレベル上がってますね!すごーい!」と笑い合い、前向きに仕事ができる仲間に恵まれたことに、本当に感謝しています。
よーし、明日からも頑張るぞー!

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